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   ********* ガンバレ闘病OBのみなさんへ *********

*医労連関連の皆さんへ  <2011,05,18 *勝手にレポート 前川 昌人>
*健生会医療労組気付(メール)東京医労連OB会 重野事務局 御中
*日本医労連書記長、東京医労連書記局、OB会役員、研究所、桜ヶ丘労組 御中


 春闘がどのような展開になっているのかと関わり無く、原発で福島を心配しながらメールしてます。日を重ねるごとに大変であると声を大にしているが、ゲンキです。
 明仁・美智子ご夫妻のご訪問、友人ボランテイアの宿泊、葬儀出席で上京、漁協・日雇い労働従事など、何かと忙しい日々である。

 5月連休ボランテイアが2人来たので、私も一緒に田老ボランテイア(VC)に登録して活動。自動車修理工場の廃油処理のための穴堀、個人宅の瓦礫処理・床下流入砂掻き出し・石膏壁剥がし、ゴミ集積場になってしまった場所のゴミ移動・・・どこでも大変な作業であったが、連合岩手が世話役のゼンセン同盟の集団と仲良く活動。どこでも感謝されたが、もっと必要、受入れ体制と住民への周知徹底(気軽に依頼)の強化が必要である。

 田老VC担当者は現地が不案内なので(北海道旭川社協が週替わりで応援)、地元民である私は顔パスで勝手に*助言。ベッド・食事・弁当・風呂・酒付きの我がチームは毎晩厳しい総括会議を敢行、賄いを担ってくれた東京から来た家人に感謝。
 *上記とは別に東京の神戸さんが(町田Ns)来た。1週間避難所・高齢者の夜勤を担当、各避難所も訪問。

 岩手沿岸の壊滅状態はご案内のとおり。山田町で商工会会長の高校同級生を見舞う。日焼けし、やや腫れぼったい、疲れが溜まっているような、それでいて張りのある声、生きていたのは知っていたとハグ。他の友人も会いたがっていると激、米20`・栄養水2種を差し入れ。

 一気加勢の熱弁を45分間拝聴。自宅は高台で家も家族も無事。津波と車で競争して勝つ、自転車降りたカアちゃんに・ハセロー!!(走れ走れ!)
 流れてきた手を引っ張た救助、見えなかった流れていた人、悔しい火災(山田は火災が頻発、瓦礫で消防車が入れず災害が広がる)、死体安置所の風景と目に焼く着く遺体写真の<恐怖と叫び>、涙の出ない1ヶ月・その後出た一生分の涙・今も止まらない涙、商店・業者の状況と「会長」としての振る舞い、前に進む選択しか<選択>しようが無い現実とヨーイドン一斉主義はムリという現実。それでも何とかせねば・・・
 痛いほど共感したのであった。

 陸前高田の及川三郎元副委員長を見舞う。高さ10m・二重の防潮堤で有名な我が宮古・田老が壊滅、その数倍の規模の山田がこれまた壊滅。陸前高田は山田の数倍の規模で、沿岸各地の津波被災地を知っていた私が声を失った。TV・週刊誌で知っていたが、声を失うとはこのことで、被災人民のことを考えると自然に涙する。
 及川さんは、例のように泰然自若で、「私と女房と車が助かって、あとは流されだ」と静かに語る。私はお元気で握手することしか出来なかった。

 さて我が田老漁協、若布・昆布養殖を共同操業・営業で出発し進展を経て個人操業へと出漁準備を進めている。が、そのための船舶確保、漁港修理・瓦礫処理がはかどらない、もしくは見えない(作業船が係留されていない)。このままでは続けるかどうか毎日迷っているという地元の漁師がいう言葉がズシンと堪える、同感する。何をしているのだ組合長は、漁連は、スチョウ(市長)は、チズ(知事)は! という仲間の隣に、カンのコバガタグレ!(方言、バカヤロウの強調と軽蔑が混じった罵詈雑言)と怒鳴るオレがいる。

 14日から1週間の予定ではじまった漁協の失対事業、予め希望する組合員が就業する形態に出ている。各地区ごとに港や浜(海岸)での瓦礫、流入倒木などの除去作業、日当はなかなかの高額でこれに見合う仕事で厳しいもの。年配者には優しい声がかかる、怪我しないように・汗をかかないように(余りムリするな)・休み休みと。夕食のビールはこれまでに出合ったことが無い旨さだったのである。漁民は団結と連帯が不似合いと思っていたが、共同作業は心が一つになり貴重な情報交換の場でもあった。

 出身の桜ヶ丘の西尾先生が亡くなられ葬儀出席でトンボ帰りした。坂内さんや東京のメンバーは知っている思われるが、スゴイ人であり私の恩人でもある。(合掌)
 実は、山田・大槌・釜石・大船渡・陸前高田・南三陸と衝撃的な私的実地検分の後の上京で、帰京すると何も変わっていない過酷な現実に当然のように直面する。そう変わっていない賑やかで人の多い東京と、ところどころでうごめく人を見て廃墟ではないことを確認する我がまち・・・ウソだと思いたいが現実に引き戻される毎日。みんな、やるせない・せつない中で必死に前を向いている。

 負げでられねえでば、泣いでられねえでば・・・これは自らを奮い立たせる言葉だと経過とともに強く感じている。私は柄にも無く、熱くならず冷静に、体の塩梅を確かめながら、出来ることをひとつ一つと心がけている。
=前川 昌人===============
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