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********* ガンバレ闘病OBのみなさんへ ********* |
●2011/01/15 田中千恵子さんよりの本書の紹介
看護崩壊 病院から看護師が消えてゆく 小林美希 著 |
『看護崩壊〜病院から看護しが消えてゆく』小林美希
(アスキー新書)
――2012年、看護師不足から本当の医療崩壊が始まる!
http://ascii.asciimw.jp/books/books/detail/978-4-04-870087-0.shtml
<発売のご案内>
株式会社アスキー・メディアワークスでは、看護師不足問題に切り込んだ
新書『看護崩壊〜病院から看護師が消えてゆく』を1月12日(水)に発売。
看護師の悲劇は、明日の日本を象徴する!
医療制度に翻弄され、ギリギリの人員で長時間の夜勤をこなす看護師たち。
多発する流産やうつ、過労死、これら心身の疲弊から年間10万人以上が離職し
続ける現場は、超高齢化社会となる日本を支え切れるのか?
医療崩壊が叫ばれるなか、医師不足の陰で見過ごされてきた看護師問題。
その深刻な実態と今後の対策を徹底追求する、初めての警告の書。
<著者紹介>
小林美希(こばやし みき)
1975年茨城県生まれ。水戸第一高校、神戸大学法学部卒業。株式新聞社
毎日新聞社『エコノミスト』編集部記者を経て、2007年よりフリーのジャー
ナリスト。若者の雇用、結婚、出産・育児と就業継続などを中心に活動している。
著書に『ルポ 正社員になりたい−−娘・息子の悲惨な職場』
(影書房、2007年日本労働ペンクラブ賞受賞)
『ルポ”正社員“の若者たち−就職氷河期世代を追う』(岩波書店)がある。
ご紹介 (Word文 ←右クリックで保存)
宣伝チラシ (Word文 と PDFファイル ←右クリックで保存)
<もくじ>
はじめに
第1章 医療崩壊を加速させる「看護師不足」の深刻さ
第2章 夜勤と2交代勤務の増加が現場をむしばむ
第3章 制度に翻弄される看護師と患者の悲劇
第4章 やりがいと苦悩のはざまで――看護師が消える理由
第5章 命を守るため今こそ看護問題と向き合おう
第1章 医療崩壊を加速させる「看護師不足」の深刻さ
医師不足の陰に隠れる看護師問題
「2025年問題」を支えきれない
看護師不足から生じた病棟閉鎖
「7対1」配置基準で起こった看護師争奪戦
全国で病床が消えている
国の甘い需給見通し
看護師はどのくらい不足するのか
毎年10万人が辞めていく理由
社会損失は年間600億円
2万人が過労死の危険
働き方を激変させる4つの制度改正
夜勤の規制緩和で産後復帰がより困難に
「特定看護師」は必要なのか
波乱含みの労働者派遣法改正
第2章 夜勤と2交代勤務の増加が現場をむしばむ
失われる母性保護
「職場流産」の実態
院長から妊娠する時期を命令される
妊産婦の3〜4割が夜勤を経験
権利があっても申請できないのが実情
ストレスで不妊に
「休むな、倒れるまで働け」
7割の看護師が慢性疲労、6割が健康不安
過疎地域で過労死の予感
相次ぐ若手の過労自殺
表面化しない過労死の実態
広がる2交代制の危険
現場も2交代を望んでいる?
長時間夜勤は過労死への入り口
16時間夜勤で仮眠なしの現実
患者の医療安全が守れない
ニッパチ闘争の原点、新潟の今
公設民営で人材流出の不安
夜勤は病棟だけでない
第3章 制度に翻弄される看護師と患者の悲劇
制度に左右される看護労働の実態
点数のつかないオペ室の疲弊
外来から看護師が消えた
「7対1」基準クリアのため「偽装勤務」も
「90日超え」患者のたらい回し
不採算医療を切り捨てた結果
地域を支える看護師の誇り
災害医療を担った病院がなくなる
DPC病院からの「患者追い出し」
哲学のない大病院と受け入れ病院の苦悩
「最期は在宅で」の理想の陰で
早く死ぬ方法を教えて……
在宅看護で家族が崩壊
社会的入院を引き受けるのは精神病院
第4章 やりがいと苦悩のはざまで―看護師が消える理由
L字カーブの就業率
激務の中、無力感――新人看護師の苦悩
やりがいの前にバーンアウト――2年目の看護師
良い看護ができない――中堅の悩み
リストラがベテランの力を奪う
放置されてきた「准看護師問題」
安すぎる看護師の生涯賃金
院内保育所の役割と問題
ベテラン看護師の言葉が患者を変える
忙殺されては異変を見逃す
第5章 命を守るため今こそ看護問題と向き合おう
職場単位でできることは何か
労使の新しい形を築く
労働条件を改善する労組の役割
勤務表は師長の腕次第
夕張に見る「ケアによる医療再生」
チーム医療で疾病予防
短時間正職員は普及するか
潜在看護師の掘り起こしは可能か
国は看護問題に向き合っているか
問題に答えない厚生労働省
特定看護師は必要なのか
現場の声は反映されないのか
暗躍する人材紹介会社
夜勤労働を守れ
労働基準局は動くか
ILOに倣う基準を
歴史的な団体連携の始まり
診療報酬改定は改善につながるか
介護との役割分担も必要
命を守るために
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